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【FCトラブル回避】立地診断・売上予測のしかたとして適法とされる条件とは?
質問
立地診断や売上予測のしかたとして適法とされるための条件を教えてください。
回答
算出過程や算定根拠となる数値に客観性、合理性、正確性をもたせることが必須です。また、調査には自ずと限界があるので、具体的な調査方法や調査日の状況を説明してください。不適切な売上予測の例としては次のものがありますので、注意してください。
①客観性を欠く事例
例えば、マンション建設計画などがある場合に、自治体等の人口統計に人口を上乗せして商圏人口を水増ししたりすることです。マンションの入居者数が実際に明らかでない状態で、商圏人口を意図的に増加させると、売上規模があるかのように、加盟者を錯覚させることになります。
②合理性を欠く事例
例えば、1時間程度の店前通行量の結果から、単純に24倍して1日の通行量を推定したりすることです。この場合、昼夜で人口が違う地域では合理性を欠きます。平日と休日の差、天候も同様です。
③正確性を欠く事例
商圏を机上のみで測定し、実際の店前通行量を調査しないケースなどです。実際に調査すると、歩行者がいない場合や、車の速度が速すぎて入店しづらい場合などがあります。
コラム著者のご紹介
誠実にフランチャイズビジネスをご指導するプロフェッショナル集団。 (社)東京都中小企業診断士協会フランチャイズ研究会に所属する中小企業診断士およびフランチャイズを専門とする弁護士・税理士・社会保険労務士などで構成されます。 フランチャイズ本部設立を計画中の法人の方々、フランチャイズ加盟を目指す法人・個人の方々に、懇切丁寧にコンサルティング&アドバイスを行います。