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【FCトラブル回避】加盟希望者が個別説明に税理士の同席を希望。どのように対応すべきか?
質問
加盟希望者が個別説明の席に税理士を同席したいと言っています。どのように対応すべきですか。
回答
専門家の同席は前向きに受け入れることをお勧めします。加盟者側の出席者として専門家が加わることにより、加盟者の誤解の解消や理解の促進に役立ち、加盟後のトラブルの発生や訴訟に至る係争などを未然に防止できる可能性があります。
また、最近の裁判例は、「加盟者は知識、経験において本部と大きな差のある素人である」という前提で本部に不利な判断をする傾向にあります。ですから、加盟希望者側に税理士等の専門家が同席すると、加盟希望者側の「素人性」が緩和されます。税理士等が同席した場合には、同席したことを議事録に残しておけば、万が一訴訟になった場合に本部にとって有利な証拠となります。
但し、本部の説明内容や契約条項に対し、専門家の視点からより細かな指摘や疑問が提示されることもありますので、本部側でも十分な準備が必要です。
コラム著者のご紹介
誠実にフランチャイズビジネスをご指導するプロフェッショナル集団。 (社)東京都中小企業診断士協会フランチャイズ研究会に所属する中小企業診断士およびフランチャイズを専門とする弁護士・税理士・社会保険労務士などで構成されます。 フランチャイズ本部設立を計画中の法人の方々、フランチャイズ加盟を目指す法人・個人の方々に、懇切丁寧にコンサルティング&アドバイスを行います。