【FCトラブル回避】競合他社の関係者らしき人物が個別説明を聞き来た場合はどの程度説明すべきか？

質問

競合他社の関係者らしき人物が個別説明を聞きにきました。どの程度説明すべきですか。

回答

競合他社の関係者と言っても様々です。そのフランチャイズ本部を辞めて独立しようとしているかもしれませんし（こういう方はかなりいます）、貴社の状況を探りに来たかもしれません。結局は「加盟希望者との信頼関係」の問題になります。その意味で、加盟希望者の選定条件（適性等の判断基準）について社内基準を確立する必要があります。

具体的には次のように工夫してください。

まずは集団説明会において内容を公開している資料（業界動向、自社業態の特徴、他社との差別化、一般的損益モデル）に基づき一通りの話をします。
次に具体的な案件について質問をすることにより、相手の応え方や態度に応じた対応をすべきです。例えば説明をする前に事前に用意した「希望する説明内容の項目一覧」などに記述してもらい、項目によっては宿題を与え次回に説明する旨を伝える方法もあります。

本部としての対応マニュアルを準備して置くことが、説明担当者の応対基準を一律にすると同時に必要以上の情報の漏洩を防ぐこととなります。

コラム著者のご紹介

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