【FCトラブル回避】集団説明会にてFC概要や損益モデル等の資料を配布する際に気をつけるべき点は？

質問

集団説明会を開催して当社フランチャイズの概要や損益モデル等の資料を配布しようと思います。注意すべき点を教えてください。

回答

集団説明会では、自社のビジネスモデルの一般的な説明資料が配られます。具体的には、業界動向、自社業態の特徴、初期投資モデル、損益モデルなどが書かれています。

集団説明会で提示する資料は省略されたものが多いので、加盟希望者の誤解を生みがちです。売上高も、実際の売上高（全店舗の平均売上高）より高めの数字が書かれがちです。中には、賃料・販促費・リース代などは損益モデルに書かず、売上高・原材料費・ロイヤリティ・人件費のみ書いている本部もあります。賃料・販促費・リース代が店舗ごとで様々であることがその理由です。しかし、賃料・販促費・リース代を除くと、利益が不当に水増しされてしまいます。ですから、賃料・販促費・リース代が店舗ごとで様々であるにしても、少なくとも賃料・販促費・リース代などの費用がかかることを明らかにしておく必要があります。

集団説明会で提示する資料は個別説明で提示する資料と比べて改定頻度が少なく、何年も前の実績を記載していることがあります。集団説明会で提示した資料と、個別説明で提示する資料に矛盾がないように注意してください。

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