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【FCトラブル回避】立地診断をする場合の基礎データの集め方とは?
質問
立地診断をする場合の基礎データの集め方について教えてください。
回答
基礎データの主要な要素としては、「商圏人口」、「商圏内潜在購買力」、「通行量」、「競合店の実態」などがあります。
商圏人口のデータ収集は市町村「住民基本台帳」の町丁別世帯数及び男女別人口、年齢別人口が毎月発表されており、また「国勢調査」からは定性的なデータも入手可能です。想定商圏の決定は該当店舗より「徒歩時間」や「絶対距離」で第一次商圏と第二次商圏を設定し、河川や鉄道、幹線道路等の物理的な地形を考慮して計算されます。現在は「商圏分析データソフト」も各社より発売されています。
商圏内潜在購買力は上述の「商圏内世帯数(人口)」×「商品・サービス一世帯(人口)当たり年間平均支出額」(家計調査年報)より算出します。
通行量は予定される営業時間帯の店頭前で1時間毎の通行量を測ります。必ず平日と休日の2日間を実施します。併せて通行人の特徴を調査することも必要です(男女、学生、主婦、勤務者、自転車利用等)。
競合店についてはNTTのタウンページから存在を調べ、新規店の調査を兼ねて近隣を実地調査することが重要となります。その際、「競合店調査表」を準備し、店舗写真、店舗形態、ロケーション、店舗・売場(駐車場、店員、坪数、店格)、商品(商品量、価格帯)を調べます。また、競合店を選定するときは、加盟希望者の意見も入れること、業種の枠を超えて実質的に競合となる店舗を見逃さないことが重要です。
コラム著者のご紹介
誠実にフランチャイズビジネスをご指導するプロフェッショナル集団。 (社)東京都中小企業診断士協会フランチャイズ研究会に所属する中小企業診断士およびフランチャイズを専門とする弁護士・税理士・社会保険労務士などで構成されます。 フランチャイズ本部設立を計画中の法人の方々、フランチャイズ加盟を目指す法人・個人の方々に、懇切丁寧にコンサルティング&アドバイスを行います。